半世紀にわたって世界の人々を撮り続けてきた写真家・長倉洋海の軌跡を、長倉自身の一人称で振り返ったドキュメンタリー。 ベトナム戦争の報道写真に憧れて報道カメラマンを目指した長倉は、通信社勤務を経て1980年にフリーの写真家となる。83年、長倉はアフガニスタン抵抗運動の若き指導者マスードと出会い、強い信頼関係を築いていく。マスードは2001年にイスラム過激派によって暗殺されるが、彼は故郷パンシール渓谷に小さな山の学校を遺していた。長倉はマスードの教育への思いを受け継ぐため、NGO「アフガニスタン山の学校支援の会」を設立し、毎年のように同校へ通って子どもたちの成長を撮り続ける。 2017年にNHK・ETV特集「アフガニスタン・山の学校 マスードと長倉洋海の夢」を手がけた河邑厚徳監督が、コロナ禍以前よりアフガニスタンで長倉の密着取材を続け、本作を完成させた。
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